私どもは摩擦を減らすことでエネルギー消費を抑える「省エネ商品」の軸受(ベアリング)を主力商品として、ドライブシャフト、精密機器商品等の製造及び販売をグローバルに展開する精密機器メーカです。 その商品供給の対象は建設機械や鉄道車両、工作機械、農業機械、航空・宇宙、事務機器、風力発電装置などさまざまな産業機械分野に向け、大小あらゆる種類の軸受に新技術を付加して販売しています。 そのなかで自動車市場については特にここ数年、EV(電気自動車)関連商品の開発に注力しています。 その開発の背景として、今世界中でゼロエミッションを実現する自動車として、EVには大きな期待が寄せられていることがあります。 その情勢をうけ、当社としてもEV(電気自動車)システム商品の事業を本格化することが会社のより大きな発展につながると考えた次第です。 そしてEV関連の精密機器商品等の製造につき、事業拡大のために大量生産を実現しつつ、なおかつ高い品質をキープできるような製造ラインの確保が急務となりました。 とりわけプラスチック部品の成形について、プラスチック金型のメーカーである株式会社名神精工さんのお力添えを今回いただけたことが当社にとっての大きな躍進のきっかけになることと確信しております。 創業36年、トヨタ、ホンダ、スズキなどの各大手自動車メーカー様や大手電機メーカー様などのあらゆる金型製作実績があるとのことで大いに信頼できる経験と技術をお持ちのプラスチック金型メーカー様だと思っております。 そしてその技術と経験にプラスして、金型サイズに置いては50トン~1,300トンまで幅広く対応できるということ、さらにホットランナーコントローラー、バルブコントローラーなど、様々な成形材料に対応できるような設備をお持ちであることも信頼の所以と言えると思います。 さらに世界へのグローバル展開のためにアジアの各国に製造工場を持つ当社としては中国や韓国の金型工場に、日本仕様の金型の手配ができるというのは大きなポイントになります。さらにそこからタイ、インドネシアなどの東南アジアの各国にも金型を輸出できるのことなのでその利便性も当社にとっては多大なメリットの一つとなっています。 当社の企業理念は新しい技術の創造と新商品の開発を通じて国際社会に貢献することなので、プラスチック金型メーカー・株式会社名神精工様のお力を借りることでより一層のグローバリゼーションの推進と国際企業にふさわしい経営・企業形態の形成ができそうでうれしく思っています。 42 「低価格・高品質の両立にチャレンジし付加価値を創造する企業になりたい」 それが私たちの会社のスローガンです。 西暦1965年(昭和40年)の創立以来私たちは、自動車部品、電気機器、車輌、農業機械、音響、精密機器、エレクトロニクス部品および住宅産業など、あらゆる業界に部品供給をしてきました。 その間、技術の進歩とともに多様化した市場ニーズに対応するため、締結部品(ねじ)をはじめとして、周辺機器全般である圧造品、プレス品、樹脂成形品、ゴム成形品など取扱商品も拡大していきました。 そしてその一方、激化する競争社会の中で、他競合企業よりも一歩も二歩も先に出るためには、先ほど挙げたスローガンである「低価格・高品質の両立」についてより一層の高みを目指さなくてはいけないという実感を持っておりました。 とりわけ、数ある技術革新の中でも最も先んじて取り入れないといけないのはプラスチック製品における成形素材の見直し、改良だと踏んだ私たちは、さっそく今まで以上の素材を当社製品に取り入れるべく、調査を行ってまいりました。 その結果、プラスチック素材に置いて革新的な素材である炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を当社部品に取り入れていく必要があるという結論に達した次第です。 特に近年、より一層自動車部品の供給量を高めようと思ってるいる当社からしたら、 自動車の軽量化に大きく貢献するとされている炭素繊維強化プラスチックはそのコストの高さから現時点で量産車の構造部材に採用されている例は稀だとしても、今後の可能性を考えたうえで見過ごせない存在となってきています。 すでに炭素繊維強化プラスチックは航空機や自動車の素材として,鉄よりも軽量かつ高強度の複合材料として注目を集めていて、おそらく5年後には現在の2倍以上の量の炭素繊維強化プラスチックが,鉄やアルミなどの代わりとして様々な産業で使われるとの情報をキャッチしたこともその決断を後押しした材料となりました。 ただ,この炭素繊維強化プラスチックを当社製品に採用する上で一番ネックなのがやはり先ほど述べたコスト(価格)です。例えば自動車でいえば、その構成素材はざっと1㎏あたり1,000円の素材で構成されています。しかしながらこの炭素繊維強化プラスチックの市場価格は、実際の製造現場で必要な部分をカットし,残りの4~5割が廃棄されることを計算に入れると、1㎏に直すとどんなに安く見積もってもその数倍かかってしまうという試算になりました。 なので私たちはこの炭素繊維強化プラスチックを取り入れるうえで、まずこの素材に対応できる技術・設備を持っていることは大前提として、その上でさらにさまざまな部分でのコストダウンを可能とできるようなプラスチック金型メーカーを探そうという事になりました。そうすることでこの新素材を採用するうえで不可避なコスト増を少しでも削減できれば、と思ったわけです。 そしてその私たちの願望を叶えてくれる金型工場が愛知県の一宮市に見つかりました。それが今回、プラスチック成形でお世話になった株式会社名神精工さんです。 名神精工さんはこの炭素繊維強化プラスチックを取り入れる技術の他にも二色成形金型(ダブルモールド)や、ホットランナー(ランナーレス)金型などの技術を持っており、それらを用いることで成形サイクル、コストの削減ができ、さらに今まで以上に意匠性に富んだ製品も製造可能だという意見をいただきました。 このような豊富な経験と知識、技術、そしてそれを実現可能な設備を併せ持つプラスチック金型メーカー、株式会社名神精工さんのおかげで当社の願いである、新素材・炭素繊維強化プラスチックを当社製品で採用・量産することが実現できそうでとてもうれしく思っています。 当社のスローガン… 「低価格・高品質の両立にチャレンジし付加価値を創造する企業になりたい」 の実現レベルをさらに上の次元へと押し上げるために、今後も名神精工さんにはお力を借りていきたいと思っている次第です。 43 今回、プラスチック金型メーカーの株式会社名神精工さんに当社の各製品のプラスチック成形を一手に担って頂くことになり、本当に頼もしい限りです。 当社は空調システム、コンプレッサ、フロントエンドモジュール、ラジエータ、 スイッチ、内装部品、センサー、運転・駐車支援システム、ワイパー、ランプ、スタータ、オルタネータなどの自動車関連システムおよび部品の研究開発・製造・販売をしている会社です。 自動車部品サプライヤーとして各世界に部品供給をしている当社にとってプラスチック製品の根本を為すプラスチック金型は生産の肝と言える部分です。 そして今回、ある事情により今までお付き合いしていた金型メーカーさんとの提携が切れることになってしまい、早急に新しいプラスチック金型メーカーが必要になりました。 そして株式会社名神精工さんと巡り合えたわけなのですが、まず一番私たちにとって大事だったのはそれまで使っていた金型を修理していたくことでした。 その金型の詳細なデータなどもなく、現物から直すしかなかったのでお願いできるものかどうか心配だったのですが、名神精工さんはそう言う事にも対応できるとのことなので安心できました。 自動車関連の部品をお願いする当社にとってみたら、それまでにトヨタさんをはじめとした大手自動車メーカーとのつきあいがあり、色んな金型製作の実績があるというのはとても頼りがいのある点でした。 そういった自動車メーカーの金型製作の上で経験した耐久性のある金型を作るためのノウハウというのも当社にとっては頼もしい限りです。 金型についてはまず念入りに試作トライをしていただき、それから量産に入ることになったわけなのですが部品によってはどうしても小ロットになってしまうものもあるわけです。 そう言ったことに対しても柔軟に対応していただけて本当にありがたかったです。 以前からの金型についても修理していただくことで使用可能になりましたし、新たな備品についての金型製造についても確かな技術とノウハウをお持ちのようなので安心してお任せできると思っています。 今回はトラブル的な感じで新しい金型メーカーを探すことになったわけなのですが、以前の金型メーカーさんには申し訳ないのですが株式会社名神精工さんと新たに提携できるようになって、当社製品のプラスチック成形につきましては精度も生産スピードも飛躍的に高まることが期待できます。 よって今回のトラブルに関してはむしろ幸運の女神さまが起こしてくれた奇跡のように感じています。 今後も末永くお願いしたいと思っております。 44 プラスチック金型メーカーの株式会社名神精工さんの存在は今後の当社にとっての明るい照明となると、私はそう確信しています。 当社は照明器具および部品・化成品の開発・製造をしている会社です。 省エネ・長寿命のLED照明をはじめ、最先端技術で住宅・店舗・施設に高品質な“明るさ”を提供するのが当社の指名と心得ています。 生活シーンを豊かに彩る“明るさ”は、家族同士の笑顔溢れる素敵な暮らしを演出し、それと同時に大幅な省エネを実現することで各家庭の家計の為にもお役にたてれば幸いと思っています。 そのための開発プロセスとして、 1.試作・評価 2.生産設計 3.設備製作 量産試作 4.量産試作品評価 5.量産開始 の順番で各過程で入念な練り直しをしながら先に進んでいく形をとっています。 入念な試作を伴う品質検査に関しては当社はかなりの自信を持っています。 お客様にご満足頂ける、より良い商品をお届けするために、受入検査では「不良部品を入れない」工程検査では「不良を作らない」出荷検査では「不良製品を出さない」という信念で検査に取り組んでいます。 また、お客様の商品で不具合が発生した場合には素早い処置・対応でお客様のご不満が最小限になるCS向上活動と共に厳密な品質管理体制の維持・向上をめざしてモノづくり活動を進めています。 そんな当社にとっては製造の源泉ともいえる金型については命ともいえる存在と認識しています。その金型1つから何万、何十万という部品が生み出され、それの部品たちが結果、完成された何万、何十万の製品の「良・不良」を決定づけてしまうのですから。 なので金型の中でも肝と言えるプラスチック金型について、株式会社名神精工さんのような技術・経験・設備力に優れたメーカーさんにお任せできることになったことは本当に当社にとっての今後の明るい兆しと言えるでしょう。 先ほど述べた通り、量産前のこまめな試作に重きを置いている当社からしたら、金型の試作トライを入念に行って頂ける名神精工さんの姿勢は本当にありがたいものと感じております。 創業30年を超える豊富な知識と技術、そしてそれを形にする様々な機械を擁する設備がこちらの要望する多種多様な金型製作を実現していただき、細かな要望に柔軟に対応していただけることは当社にとって何よりの利益となってます。 特にプラスチック成形物の現物さえあればそれについてのデータなどが無くてもそこから金型を製作することができるという点に恩恵を被りました。それも確かな経験と知識・技術があればこそできることだと思います。 今後とも当社の製品の源泉を作り出す担い手として株式会社名神精工さんには活躍していただきたいと思っております。 45 株式会社名神精工様のおかげで、この度は当社が海外の拠点工場(中国・インドネシア・ベトナム)で使用していた海外仕様の金型を一挙にメンテナンスすることができて本当に大助かりでした。 私達はソレノイド製品を主力とし、具体的な主要製品はバキュームスイッチングバルブ、スタータ用マグネットスイッチ、エバポリークチェックモジュ-ル、シフトロックソレノイド、その他各種ソレノイドなどの自動車向け部品になります。特にコイル巻線技術などの各種コア技術の研鑽に努め、世界に通じるような製品力を持つ努力をしてまいりました。 しかし今、自動車産業はエネルギー問題や環境問題、市場の急速なグローバル化などにより、かつてない大きな変革に迫られています。 私達はこれからも技術・技能の基本を磨き、最先端を極めて行かなければいけない立場である以上、自分たちの生産ラインを常に見直し、その素材から抜本的な改革を常にやっていかなければいけないと思っています。 そこで、中国・インドネシア・ベトナムなどの海外の拠点工場を持つ当社としては海外仕様のプラスチック金型に若干の不安を持っていたため、そちらのメンテナンスを日本の確たる技術を持つプラスチック金型メーカーさんにお願いしたいと思っていました。 そうしたところ、この度お世話になった株式会社名神精工様が中国・韓国をはじめ、東南アジアのほうにまで輸出や金型の取り寄せ、そしてそのメンテナンスまで行って頂けると聞き、是非にとお願いした次第です。 主要製品が自動車部品である当社にとって、名神精工様は金型を作るためのノウハウを大手自動車メーカー様とのやり取りの中で多種多様な金型構造を経験しながら蓄えられたというところに非常に頼もしいものを感じております。 先ほど申し上げたように海外拠点で使用していた海外仕様の金型までメンテナンスできる技術もそうですし、さらに名神精工様は中国にも自社工場をお持ちとのことで、そこの工場で日本の仕様での金型製作が可能だと伺っています。 そしてそこから第3国のベトナム、インドネシアなどに金型を輸出できるとも聞いています。 なので今後のプラスチック金型に関しては、当社の海外工場への供給については名神精工様にお願いしようかと思っています。 50トン~1,300トンまで大きさの金型を幅広く対応できるとのことなのであらゆるプラスチック成形物を一手にお任せできるという利便性も大助かりですし、こちらとしても安心してプラスチック成形の面で全てをお任せできそうです。今後とも深くお付き合いしていきたいと思っております。